今年も「大賀ハス」が大輪の花を咲かせています。

今年の夏も、清川の公民館前広場の「蓮(ハス)」たちが可憐な花を開きました。

大輪の一重咲き「大賀蓮」、小ぶりの八重咲き「長紅連」、「紅領巾」、「小舞妃」、「請所」など、名前も色どりもさまざまな蓮たちが、毎朝、静かに開花していきます。

昨年、この場所に「蓮」を植えた「薬師梅」代表の赤松宗典は、みなさんから親しみをこめて“梅干し和尚”と呼ばれています。

和尚が「蓮」を選んだわけは「濁った泥の中からスックと立ち上がり、またとない清らかな花を咲かせるから。そして暑い夏の盛りに、清涼を与えてくれるから。」とのこと。

「薬師梅」SNS担当の植野が、蓮の取材のため早朝に立ち寄ると、ちょうど水やりに訪れた和尚さんに出会いました。

和尚さんは花や草木のお手入れをしながら、蓮の色々なお話も聞かせてくださいました。

「蓮」の背景には、小さな丘が広がります。夏には赤いペチュニア、ピンクのなでしこ、白いダリア、春には藤色の花しょうぶ、黄色いヒマワリと、色とりどりの花が、季節ごとに斜面に咲いてゆきます。

メダカは「蓮」の立ち上がる壺の中で泳ぎながら、ウグイスは、夏まで周囲の木々のこずえで「ホーホケキョ♪」と歌い、広場にはスズメが集まってきて、カァカァとカラスも空から飛来して、和尚がまいたパンをついばんでいきます。

(和尚が語る)ここには、多種多様な生物や植物が育ち、鳥や動物が遊びにくることで、広場の丘は自然と調和し、永く共生してくれることでしょう。みなべ・田辺の「梅システム」が、世界農業遺産に認定されたように。清川の小さな広場にも、生物多様性を生かした農文化とその精神を、未来に息づかせていきたい。とのこと。

広場は、近所の人たちや、バイクで移動される方、仕事の休憩場所として、誰かと待ち合わせ場所として、ちょっと涼みに立ち寄れる人々のメインストリート広場です。 この日は、子供達が遊びに来ていました。

海と川から魚たちも広場に遊びに来ます。

真ん中の白い魚は、和尚さんにイラストのお声をいただいて、一年前に植野が描かせていただきました。まだ、消えずに残っていて、見て下さる方もいて嬉しかったです。
ささやかではありますが、また、少しずつ、お魚イラストを描いて、見にいらっしゃた方に、お魚も見つけていただき、お楽しみいただけたらいいなー、と思っています(^^♪

さて、今回も、そろそろ、終わりになりますが、

「蓮」の季節は、間もなく終わりますが、ここ清川の盛夏はまだまだ続きます。

来年の夏こそ、パンデミックや気候変動や戦いが終息して、皆さんと会えますように。
どうぞ、清川と「蓮」の花、あとお魚に会いにいらしてくださいね。

朝は曇っていたのに、午後には、見事な夏空に(^^)/

清川にいると、やっぱり景色が気持ちがいい~。

(撮影/取材/事務員 植野慶子)